●子どもの神経症とは
特徴としては、
- 未熟な行動異常や心身症的症状の形で現れやすいこと
- 年齢により、好発する症状が変わること(下の表を参照してください)
- 発症には比較的環境の要素が大きいことがあげられます。
| 乳児期 (〜1歳) |
より身体的な症状 |
息止め発作など |
| 乳児期 (1〜5、6歳) |
心身症的な症状と神経症的習慣 |
遺尿、夜尿、爪かみなど |
| 学童期 (6〜12、13歳) |
行動異常の形をとりやすい |
チック、吃音、不登校など |
●症状の分類
| ・心身症的症状 |
息止め発作、夜尿症、遺尿症など
息止め発作とは…強い感情反応を起こし、呼気状態で急に呼吸を停止、チアノーゼ、四肢強直などを呈する |
| ・神経症的習癖 |
指しゃぶり、爪かみなど |
| ・言語症状 |
選択性緘黙、吃音など
選択性緘黙とは・・特定の場面(学校など)や人に対して、話すことを拒否する。家庭では少ない、言語能力は正常ないしそれに近い。 (参考) 全緘黙:自閉症、うつ状態など。 |
・不登校
(登校拒否、学校恐怖) |
分離不安(依存対象から離れることの不安)によるものが多い。登校に際しては、身体症状(頭痛、腹痛など)を示したり、引きこもりなどが見られる。
第1期:心気症的時期(身体症状など)
第2期:攻撃的時期(反抗、家庭内暴力など)
第3期:自閉的時期(自室などへの引きこもり)
臨床的には他の精神障害(分裂病、うつ病、恐慌性障害など)を鑑別することがきわめて重要。 |
| ・神経症性障害 |
恐怖症:単一恐怖が多い
強迫性障害:強迫行為が多い
解離性障害より転換性障害が多い |
●治療
・環境に対する働きかけ → 親へのカウンセリングなど
・児童に対する治療 → 非言語的アプローチ、プレイセラピーなど
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