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院長の紹介

院長:高橋 彰久
・医学博士
・日本大学医学部兼任講師
・精神保健指定医
【経歴】
東京生まれ
日本大学医学部、日本大学大学院を修了した後、同大学医学部精神神経科学教室に入局。医局長、病棟医長、教育医長、外来医長を経て、2000年4月に同大学医学部講師。
2002年4月 メンタルクリニックいたばし 開設。

私の治療方針

 メンタルクリニックのメンタル(mental)という言葉は、日本語訳すると「精神の」「心的な」という意味で、反対語は「身体の」ということになります。従って、ほとんどの医療機関が患者様の身体疾患を治療するのに対して、わたし達は患者様の精神やこころと向き合います。つまり、人間対人間という感覚が強まります。
そこで、常に対等な立場を保とうと心がけています。例えば当クリニックのすべての診察室で、患者様と治療者のイスは同じものにしてあります。
そして、診察のときには、患者様を「社会的存在であるひとりの人」ととらえています。具体的には、診断や治療のときに、図に示しました3つ、あるいは4つの次元のバランスを注意深く診てゆきます。

 まずは脳の機能はどうか(生物的次元)、次にこころの状態はどうか(心理的次元)、3つめは職場や学校、あるいは家族内の状況はどうか(社会的次元)と3つの視点から総合的に判断します。4つ目の実存的次元というのは、哲学的な言葉で、その人固有のありようを示すものです。わたしは2つの理由から、ごくわずかな例外を除きこの領域にはタッチしません。ひとつは疲れた頭でこのようなことを考えても、およそ良い方向には向かわないから、もうひとつはこれらのことに正解はないか、逆にすべて正解だからです。しかし、必要な場合は、患者様の考え方を整理するという立場で話し合います。

 では、実際にはどのようにこれらの次元に分けた診察が行われているのかを、最も多い気分の落ち込みを苦に受診される患者様を例に説明してみましょう。

 まずは症状の経過、性質、他に症状はないか、家族関係、症状が出現する以前にさかのぼった生活状況、元来の性格などをお尋ねします。そして“本物の(かつて内因性と呼ばれました)”うつ病なのか、他の原因によるうつ状態なのかを鑑別します。その結果うつ病と診断すれば、それは脳の一時的な機能障害によるものですから(生物的次元)、薬物療法(生物的次元)と休息(社会的次元)が初期治療の主体となります。

 うつ病は再発率が高い病気ですから、症状が改善してからは、再発防止が重要になります。職場での過労、家族内の葛藤(社会的次元)などがきっかけになっている場合は、それらをいかに軽減するかを相談します。また、わたしはうつ病やパニック障害、統合失調症などある程度一般化できる病気の場合は、その病気に対する医学的情報を積極的に患者様に提供しています。それは患者様自ら再発を防ぎ、再発の兆候が現れたらすぐに再受診できるようにするためです。役立つパンフレットも待合室に置いてあります。当クリニックを受診されるまで、長く苦しんで社会的技能も低下されている方には、デイ・ケアの利用をお勧めしています。

 問題は他の原因によるうつ状態です。急務を要するのは、身体疾患による(脳腫瘍、甲状腺疾患など)もので、それが疑われる場合は速やかに検査を行います。また、幼少期の虐待など(心理的次元)から成人してうつ状態になられた方には、カウンセリングを含めた精神療法(心理的次元)を行っています。
このように「社会的存在であるひとりの人」と向き合うには様々な方法が必要です。