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チック症

チック症の主な症状

運動性チック

まばたき、顔をしかめる、口をゆがめる、口を尖らせる、舌を突き出す、首を左右に振る、肩をびくっとさせる、すくめる、腕を振る・まわす、地団太する、跳び上がるなどの動きを本人の意思とは関係なく繰り返してしまう。初発症状は、まばたきなど顔面に多く認められる。

音声チック

鼻を鳴らす、舌を鳴らす、風邪でもないのにせき払いをする、といった行為をわざとではないのに繰り返してしまう。

チック症って?

チック症(チック障害)には運動性チック症、音声チック症があり、本人の意思とは関係なく体の一部の速い動き(まばたき・顔をしかめる・首を急激に振る)や発声(咳払い、鼻を鳴らす、舌を鳴らす、「シュー、ンー」といった音を出す)を繰り返すといった状態が一定期間続きます。子供の10~20%に何らかのチック症がみられるとされており、一時的に出現して2~3カ月で消えていく場合と、軽くなったり重くなったりして何年か続く場合があります。

運動性チックは4、5歳ごろから起こり始めます。一方、音声チックはやや遅く始まり、10歳過ぎになると下記のような複雑な症状が出現することがあります。

  • 汚言症(卑猥な単語や罵倒語などを言ってしまう)
  • 反響言語(他人の言った言葉などを繰り返す)
  • 反復言語(音声や単語を繰り返す)

一過性チック症

運動性チックまたは音声チックの症状が頻回に起こり、1年以内に消失するものを一過性チック症といいます。

慢性チック症

運動性または音声チックの症状いずれかが頻回に起こり、1年以上持続するものを慢性チック症といいます。

時に、強迫性障害、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)、学習障害、不登校、衝動性、攻撃性の亢進、自傷・他害行為などを併発することがあります。

トゥレット障害(ジル・ドゥ・ラ・トゥレット症候群)

運動性チックおよび音声チックの両方が頻回に起こり、1年以上持続するものをトゥレット障害(ジル・ドゥ・ラ・トゥレット症候群)といいます。

強迫性障害、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)、学習障害、不登校、衝動性、攻撃性の亢進、自傷・他害行為などを併発することがあります。

チック症の原因

チック症を引き起こす原因は、脳の中にある大脳基底核という部分が関係していると考えられていますが、環境や心の問題も症状に影響します。

一過性の症状である場合には、心因性の原因によるものが多いと考えられており、その場合は自然に軽快することが多いと言われています。

チック症が発症しやすい年代と性別

  • 幼稚園~小学校低学年
  • 男子

身近な人がチック症になったら

心の負担をとってあげる

ご本人は気付いていないのに、ご家族が大変心配されているケースがあります。初期の段階では、ご家族はなるべくチック症(チック障害)に注意を向けない方が良いでしょう。そして、ご本人の周りの環境について考えてみましょう。心の負担になっているものがあれば取り除き、ゆったりと過ごせる環境を整えましょう。

専門医への相談

誰の目にもチック症(チック障害)が明らかとなった段階では専門医への相談が必要になります。特にお子さんの場合には学校の先生などともコンタクトを取り、2次的な弊害(いじめなど)を防止することも大事でしょう。その際、専門医が間に入った方が適切な対応ができるかと思います。

ご自身やご家族、お子さまのチック症の症状でお悩みでしたら、当クリニックまでお気軽にご相談ください。