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双極性障害(躁うつ病)

双極性障害(そうきょくせいしょうがい)の主な症状

躁状態の時

  • 気分爽快で楽しくて仕方ない。
  • 怒りっぽくなる。
  • 夜寝なくても平気になる。
  • 一方的に話し続ける。
  • アイディアが次々と生まれ、何でもできるような気分になる。
  • すぐに気が散る。
  • 浪費してしまう。
  • 快楽を求めて性的逸脱行動を起こしてしまう。

うつ状態の時

この躁状態とうつ状態が両方あらわれます。

うつ病の主な症状をご覧ください。

双極性障害(そうきょくせいしょうがい)って?

気分が高まる躁(そう)状態と、気分が落ち込むうつ状態を繰り返す病気で、以前は躁うつ病と呼ばれていました。双極性感情障害、(そうきょくせいかんじょうしょうがい)とも呼ばれます。躁状態では、何でも出来る気分になったり、一方的に話し続けたり、眠らないで活動し続けたりといった行動がだいたい1週間以上見られます。躁状態だけの場合もいずれうつ状態が出てくる場合が多いので、双極性障害(そうきょくせいしょうがい)に当てはまりますが、うつ状態だけが続いている間は「うつ病」と区別がつきません。

しかし、うつ病から双極性障害(そうきょくせいしょうがい)に診断が変更になる割合も多く、判断が難しいところです。若年での発症や血縁者に双極性障害(そうきょくせいしょうがい)の方がいる場合は、双極性障害(そうきょくせいしょうがい)の可能性が高まります。一般的に躁状態よりも、うつ状態の期間の方が長いです。また、うつ病よりも重いうつ状態であることが多いです。

およそ100人に1人の割合でかかる病気で、精神疾患の中で最も自殺リスクが高いです。また再発率も高いため、生涯にわたって再発予防療法が必要となります。気になる症状がある方はぜひ診察にいらしていただきたいと思います。

双極性障害(そうきょくせいしょうがい)の原因

脳で働く神経の伝達物質の働きが悪くなっていると考えられていますが、詳しい原因はまだわかっていません。病気になりやすい体質(ストレスに対する敏感さ・弱さなど)の方は、遺伝的な側面もあると考えられています。

双極性障害(そうきょくせいしょうがい)が発症しやすい年代と性別

  • 30代前後
  • 男女差は特にない

双極性障害かうつ病かの見極めが大切です。まずはご相談にいらしてください。また当院にはさまざまなプログラムもありますので、復学や復職(リワーク)などの社会復帰を目指している方にご利用いただけます。