頑固な肩こりや腰痛、背中の痛みなどの不調に悩まされている人は多いものです。これらの要因は背骨のゆがみと運動不足です。運動不足で筋力が弱まると、血流が悪くなり、筋肉が硬くなってしまうのです。「体が辛い」と感じたときは、ストレッチで凝り固まった筋肉をほぐして血流の循環を良くしてあげると体が楽になります。
ゆったりとした雰囲気の中で、リラックスしながらストレッチを行っています。体の柔軟性には個人差があるので、最初から同じポーズができなくても問題ありません。ゆっくり自分の体に合った負荷をかけながら、筋肉を伸ばすことが大切です。ジャージなど動きやすい服に着替えて行うほうがより効果的です。
メンバーさん同士でチームを組み、クイズや間違い探しなどを解いたり、絵しりとりをしたりするなどの連携ゲームを行うプログラムです。クイズやゲームを楽しむことで気分転換にもつながり、メンバーさんとのコミュニケーションを気軽に図ることができるようになります。
日常生活の食事の大切さや栄養についてなどを勉強します。
質の良い睡眠や睡眠時間の大切さを知ることで病気の症状の緩和について勉強します。
日常生活の様々な場面に感じるストレスについての対処・軽減の仕方を勉強します。
メンバー皆さんで分担して料理を作ります。
準備・買い出し・片づけなども皆さんで協力してやります。
みんなで協力して料理を作るので、調理や食事を通して他のメンバーさんやスタッフともコミュニケーションが取りやすくなります。料理が苦手な方は、準備等の参加でも構いません。少しずつ料理に慣れることで、日常生活の中で使える料理の技術が少しでも身につけば良いと思います。
※エプロン・三角巾をご持参ください。
※次回のメニューは午後にメンバー皆さんで決めます。
献立例
主菜:ペペロンチーノ
副菜:カプレーゼ
汁物:コーンスープ
デザート:抹茶プリン
月に1回第4火曜日に外に出かけます。行き先は毎月異なり、メンバー皆さんで決めています。
※精神保健福祉手帳をお持ちの方は、都営地下鉄がパスで無料になります。
次年度の院外プログラムの内容は、年度終わりにメンバーさんと共に計画を立てます。
就労支援では、就労に関するテーマを元に考えたり、実際の就労現場を想定した練習を行うことや、自律訓練を中心としたリラックス法を学んだり、また自分の考えを相手にいかにわかりやすく伝えるかといったプレゼンテーションなど幅広く就労に関わる内容を取り扱っています。
就労支援では、就労に関するテーマを元に、社会参加・社会復帰とは何かを考えることや、また実際の就労現場における必要なマナーやコミュニケーションスキルなどについて、学ぶ時間になっています。
デイケアを利用されている方は、同じ空間で同じ時間を過ごしていますが、生活環境も異なり、様々な病気や障害・症状を抱えています。就労に関して無理強いをすることなく、個々のペースで就労に限らず社会に参加することについて考える時間となっています。
扱うテーマ例
その他に、履歴書の書き方、自己PRについてなども取り上げます。
人は緊張や不安を起こすと、動悸や血圧の上昇、発汗などの症状が現れます。これらは自律神経系の興奮によって生じるものです。つまり、自律神経系の興奮を鎮めることによって、心身をリラックスした状態に導くことができます。
このプログラムでは、普段はコントロールすることが難しい心身の緊張を、リラックスした状態にコントロールすることを目的としています。デイケアでは以下の3点に重点をおいて行っています。
■自律訓練法体の感覚の公式(心の中で繰り返しつぶやく言葉)を一つ一つ積み重ね、リラックスを深める技法です。医療分野や健康分野だけでなく、教育や産業、スポーツでも広く活用されています。
■呼吸法腹式呼吸のことです。普段私たちが行っている胸式呼吸に比べると、深い安らぎを得ることができ、心身をリラックスした状態に導くことができると言われています。
■漸進性筋弛緩法全身の色々な筋肉を緊張させた後に弛緩させることによって、リラックス状態をもたらす技法です。
プレゼンテーションというと、誰しもが大勢の人前でスピーチをすることをイメージすると思いますが、スピーチだけでなく、日常生活における会話のやりとりにおいても、大きく捉えればプレゼンテーションと考えることができます。プレゼンテーションは、自分の考えを伝えることであり、語源はプレゼントです。つまりプレゼンテーションとは言葉の贈り物ということになります。
日常生活における会話において、聞き手である相手に、いかに上手に自分の考えを言葉にして贈ることができるのかということになります。
魅力的な話し方ができコミュニケーションが上手になる。
(例)発表会、集団での会話、面接(就職、アルバイトなど)
プログラムでは、わかりやすく論理的に話す方法や、話す表情、姿勢や口調、テンポ、目線の位置、聞き上手になるための方法などについて取りあげています。
YCMIでは、認知行動療法を中心に、その他にデイケアの利用の仕方、アドヒアランスについてなどを学ぶ時間となっています。
認知行動療法とは、人間の気分や行動が認知のあり方(ものの考え方や受け取り方)の影響を受けることから、認知の偏りを修正し問題解決を手助けすることによって精神疾患を治療することを目的とした精神療法です。
認知行動療法の考え方は、その人自身が体験している状況(良いことも悪いことも全て)を認知(物事への考え方、捉え方、イメージ)と行動(実際行っていること)と感情(楽しい、悲しいなど)の関係性によって、理解し把握することが基本となっています。
その上で、その人が何らかの不適応な状況に置かれているならば、認知あるいは行動を修正することで悪循環を断ち切ることを主な目的としています。具体的な方法としては、認知再構成法(コラム法)、ソーシャルスキル・トレーニング(SST)、問題解決技法など多くの技法があります。
※認知行動療法は個人で行うものと集団で行うものとがありますが、YCMIにおいては、認知行動療法の概念について学ぶ時間となっています。
毎月一回第二木曜日は、午前中に書道を午後には茶道を行っています。書道は講師を招いて「伸び伸びと書する」を主として行っています。茶道は盆略点前を行っています。お盆の上のわずかな空間に道具をのせて、楽しみながらお茶を点てます。
「問題」とは、日常生活の中で私たちが何かをしようとした時に、思いがけず発生し、不具合が生じた状況をいいます。例えば、買い物に出掛けて会計の時に財布を忘れた事に気がついた、というような状況のことです。そんな時に、どう解決したら良いのかを見つけ出す方法が「問題解決技法」です。自分一人で考えてもなかなか良い解決策が見つからないと思いますが、スタッフやメンバーと共に考えることで解決策を見つける事が出来ます。
SST(ソーシャルスキル・トレーニング)とは、言葉だけでなく表情や声の大きさ・相手との距離などを上手に用いて自分の気持ちや考えをうまく人に伝えるための訓練です。具体的には、日常生活での人とのコミュニケーションや不快場面に遭遇した際の対処方法・トラブルを回避する主張方法など、コミュニケーションのポイントを押さえながら皆でロールプレイ(練習)をします。
繰り返し練習したり、他の人のロールプレイを見たりすることで、自分のコミュニケーション能力が向上します。例えば、テンポよく相手と会話したり、相手からの誘いをうまく断ったり、相手に自分の気持ちを伝えたりするときなど、相手とのコミュニケーションをする際に役立ちます。
メンバーさん自身が話し合いたいテーマを提案し、そのテーマについて話し合うプログラムです。
このように話題があれば、テーマに提案してもらいます。プログラムを通じてメンバーさんと話題の共有や意見交換ができるので、コミュニケーションのきっかけ作りにもなります。
健康的な生活(食事や睡眠・入浴・外出・対人交流)を意識するために、毎日の生活の記録をつけていくプログラムです。健康的な生活をおくるために、生活リズムを規則正しくすることは大切な治療の一環です。
食事や睡眠、入浴などを、なるべく同じ時間帯に行うことで生活に一貫性ができ、体や心にも安定したリズムができます。ただ、病気や障害を抱えたことにより、意識せずにいると生活リズムが崩れてしまうことがあります。生活リズムを安定させることで、症状の安定をはかることが生活記録表の目的です。プログラムでは自分の生活記録表を作成し、それをスタッフとともに振り返りを行います。
デイケア内の行事やイベント、年中行事にあわせて創作や装飾を作成します。
創作や装飾の内容については、毎回メンバー皆さんで話し合って決めます。部屋をその行事に合うような、皆が楽しくなるように飾りつけをするのが目標となります。
(例)
7月の七夕に向けて短冊や笹飾りの作成
ハロウィンに向けて部屋のデコレーションや仮装の衣装を作成
クリスマスに向けて部屋のデコレーションやクリスマスカードの作成
創作活動を通して、言葉とはまた違った形で自分を表現することにより、楽しめたり気分転換につながったりします。また、メンバー皆さんで協力して創作することで、メンバーさんやスタッフとコミュニケーションを取りやすくなります。