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●チック症(チック障害)とは チックというのは、突発的で急速な、反復性をもった、リズムなく繰り返されるパターン化した運動あるいは発声のことです。したがって、チック症には運動性チック症、音性チック症があります。 子どもの 10 〜 20 %に何らかのチック症が見られるとされていますが、多くは一過性と考えられています。 4 歳から 11 歳ごろに発症することが多く、ピークは6、7歳です。男子に多い障害です。原因は、慢性的なものであれば、遺伝的なものを含め脳にあると考えられていますが、環境や心の問題も症状に影響します。一過性のものの中には、心因性のものもあると考えられていますが、その場合自然に軽快することが多いといわれています。 初発症状は、まばたきなど顔面に多く認められます。 ●チック症の分類 1) 一過性チック症 1種類または多彩な運動性および/または音声チックが、頻回に起こりますが、 1 年以内にチック症が消失するものです。 2) 慢性チック症 1種類または多彩な運動性あるいは音声チックのどちらかが、頻回に起こり 1 年以上持続するものです。 3) トウレット障害(ジル・ドゥ・ラ・トウレット症候群) 多彩な運動性チックおよび 1 つまたはそれ以上の音声チックが、同時ではなくても頻回に起こり 1 年以上持続するものです。 10歳過ぎになると、汚言症(卑猥な単語などを言ってしまう)、反響言語(他人の言った言葉などを繰り返す)、反復言語(音声や単語を繰り返す)などの複雑な音声チックが出現することがあります。 これら3つの障害は、連続するものかどうかは明らかでありませんが、大きく見れば 1 つの集合と考えられています。そして問題なのは、どのようなタイプの一過性チック症が、慢性チック症あるいはトウレット障害に進展するかが分かっていないことです。 ●チック症の症状 運動性チック
音性チック
トウレット障害(時に慢性チック症にも)に併発することがあるもの
●チック症 (チック障害) の治療 先ず、どなたがチック症を心配されているかを確認します。ご本人は気づいていないのに、ご家族が大変心配されているケースもあるからです。この段階では、ご家族はなるべくチックに注意を向けない方が良いでしょう。そして、お子さんの周りの環境について考えてみましょう。心の負担になっているものがあれば取り除き、ゆったりと過ごせるようにします。 誰の目にもチックが明らかとなった段階では、学校の先生などともコンタクトを取り、2次的な弊害(いじめなど)を防止することも大事でしょう。その場合専門医に間に入ってもらった方が良いでしょう。 トウレット障害や慢性チック症の治療には、薬物療法が有効です。その他の治療法の併用も含め、専門医の受診をお勧めします。 ●チック症 (チック障害) を理解するコツ チックは、緊張や不安、興奮、疲労などによって影響されます。ちょっとした変動で、一喜一憂しないことです。学校ではチックが目立たないのに、家庭では多い場合もあります。しかしこれは、家庭に問題があるのではなく、むしろリラックスできるからであることが多いと思われます。
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