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うつ病

●うつ病とは

近年、日本ではうつ病の増加が社会問題になっています。
厚生労働省の調査では、うつ病患者数は2008年には104万人にのぼり、1999年の44万人から10年足らずで2.4倍にも増加しています。生涯にうつ病にかかる人は8人に1人ともいわれ、医療機関を受診していない潜在患者を含めれば、もっと多くの人がうつ病に苦しんでいるといわれています。

人間は誰でも、辛いことや悲しいことに出会えば落ち込んだり憂鬱な気持ちになります。しかし通常は、些細な喜びで気が紛れ、時と共に元気を取り戻していきます。
これに対しうつ病は、うつ状態が2週間以上の長期にわたり毎日続き、日常生活に支障が出ているような場合をいいます。

以前は心の病と考えられていたうつ病も、現在では「脳内の神経伝達物質の不足による脳の病気である」という考えが主流です。つまりうつ病は、その人の気持ちのもちようや性格によって起こるのではなく、他の身体の病気と同じように、身体(脳)の状態に起因して発症しているのです。

脳内の神経伝達物質のセロトニン、ノルアドレナリンやドーパミンは、脳細胞から放出されて様々な情報や指令を伝達していますが、それが不足することで意欲や活力を伝える働きが鈍り、うつ病の症状を引き起こします。そのため、神経伝達物質の働きを調整する薬による治療が非常に有効です。

抗うつ薬の服用により、6か月〜1年程度の間に、60〜70%の患者様が回復します。
しかし、うつ病の症状があっても早期に受診しなかったり、治療の途中で投薬をやめてしまったために、重症化したり再発したりする患者様が多いのも実情です。

うつ病は早期に適切な治療を行うことにより、必ず治る病気です。
うつ状態の時は気分が落ち込んで、「ダメな人間だ」と自分を責めたり、将来の希望が全く持てなくなるものですが、うつ病は心が弱かったり努力が足りないから起きるのではありません。治療が必要な病気です。治療を行うことで必ず良くなりますので、是非診察にいらしていただきたいと思います。

●うつ病の症状

うつ病は特別な人がかかる病気ではありません。誰もがなる可能性があります。
特に真面目で責任感の強い人がなりやすいといわれ、日常生活でのストレスや病気、転勤、家族の死などがひきがねになって次のような症状を発症します。

  • 抑うつ気分
  • 興味、喜びの減退
  • 疲労感
  • 無気力
  • 無感動
  • 悲哀感
  • 不安感
  • 焦燥感
  • 自己の過小評価
  • 集中力の低下
  • もの忘れ

うつ病の症状は一日の間にも変化し(日内変動)、朝がいちばん状態が悪く、午後になるに従ってしだいに良くなるのが特徴です。午後調子が良くなってきたからと無理をすると症状を悪化させます。

また、うつ病は心の状態だけでなく体にも影響します。例えば、早朝覚醒、食欲低下、月経不順、肩こり、頭痛、腹痛、手足の痛みなど、何でも起こり得ます。身体の症状がメインに出て心の症状が隠れてしまった状態を「仮面うつ病」と呼び、うつ病であることに気づかずに原因不明で苦しむことがよくあります。
長い期間さまざまな診療科を回って検査を繰り返したあげく、抗うつ剤の服用で改善してはじめてうつ病であったことに気づくのです。

また、最近は従来の症状パターンに当てはまらない「現代型うつ病」などと呼ばれる患者様が増加していることが話題になっています。従来タイプのうつ病が、何に対しても意欲を失い自分を責める傾向があるのに対し、現代型うつ病は趣味の活動は楽しめるのに会社でだけうつ状態になる、被害者意識が強いなどの特徴があります。

うつ病の最悪の結果は自殺ですが、適切な治療を受けていればほとんどは避けることができます。うつ状態を長引かせず、早期に受診することが必要です。